今年は不祝儀が多い


周囲で亡くなる方が多く
今年でもう何件お通夜に参列しただろうと
そしてそれを数える気にはなれない
最初はいつも不祝儀袋の書き方に戸惑うのだが
最近は慣れてしまった


ガンで亡くなった友人もいた
胃がんだった
最後までがんばっていた
最後まで弱音を一言も言わなかった
最後まで克服することを信じていた
最後に会ったのは近所の総合病院だった
私が珍しく外科にかかるほどケガをしたとき
渋々行った病院で
バッタリ会った
亡くなるちょっと前だった
彼女に頼める仕事があったので
その後メールしたのだが
返信がなかったので、ヤバイなと思った
ほどなく訃報を聞いたので
知ってる限りの人に連絡をした
みんなショックを受けていた
私は瑠璃の時を見て心の準備をしていたつもりだったが
・・・・・
綺麗な顔だった
遺された子供さんの無邪気さに涙が出た
私にできることがあったらしたいと思う
彼女に深い敬意を捧げます


参列時に
お顔を見ていただけますか
と促されると
ほっとする
苦しんだりクラッシュしたりだと
そういうのは無いらしい
今年見送った人はどの人も
生前より美しい顔で
横たわっていた


ある人のお身内で数件不祝儀と
入院する方を経験された方がいて
最近優しくなったように思う
若々しい人なんだけど
少し老けた
死は人を成長させるというし
本当にそうだと思う