自殺したあの子

自殺した友人がいる。
再び傷があらわにならないよう、詳しくは書かない。


報せを受けて、斎場に駆けつけた。
棺があったが、中を覗く気にはなれなかった。
ただ、受けた報せがホントウなのだと気付いた。
一緒に行った友人は泣き崩れた。
私は泣いたと思うが、記憶はあやふやだ。
それくらいショックが大きかった。
だから、あまり鮮明に覚えていない。
ただ、
ああ、あのとき、もっとこうすれば
という後悔が押し寄せて押し寄せて
拭い去るのにかなりの年月がかかった。
周囲の友人たちも、みんな後悔していた。
最後に死ぬって聞いたとき
本気にせず、みな相手にしなかったらしい。



かわいい人だった。
とても慕ってくれていた。
今でも顔や声がはっきり思い出せる。
今はどうしているんだろう。
安らかだったら嬉しいんだけど。


自殺は
周囲に及ぼす影響が強い。
傷は深い。
自殺した本人がきっと辛かったのだろう、けど、
残った人も辛い。


書き出す前はもっと書くつもりだったけど
これくらい書くのがせいいっぱい。
人の死は神聖なるものだから。
と、友人が言ったからだと思う。
彼もまた何人か見送ったからだろうその発言は
とても重く私の心に残っている。

そもそもウチの曲を聴いていただく機会に恵まれたキッカケをくださったのが
ゴウさんの記事で
http://ninehalt.blog4.fc2.com/blog-category-31.html

時間が経過しても増えていくコメント蘭をこっそり見守っていました。

5年
あっという間です。
もうすぐ桜が咲くので、
最後に一緒に行ったお花見の
浮世離れした美しさや
まぶしさ
命の輝き
記憶はそういう形で再構成されていて
ひたすら美しい記憶が蘇り
口元に自然と笑みがこぼれます。


彼女の好きな苺や
桜まんじゅうをお供えしました。
今は桜のお香を焚いています。

好きだったもの
好きそうなもの
これからも忘れずに


5年目でも忘れずにいてくれてありがとう
私はあのセカイに入らないけど
歌のメッセージを受け取ってくれる人がいることはありがたいです
http://ninehalt.blog4.fc2.com/blog-entry-1119.html
そして、動画にたくさんのコメントありがとう!


コメントはすぐ返信できなくてごめんなさい。
一日最低13hは仕事している身なもので。
まぁ毎日がんばっています。

本日は命日


早いもので、4年。
「死」を意識してからひたすら夢中で
走り続けて
今も走り続けています。(ただし速度はカメ)
きっとツッコミを入れながら、
温かく見守ってくれていると思います。

部屋を狭いところに移ったので、
肩身の楽器を預かってもらっています。
長いこと通電していないので、どうかなぁ・・・。


インターネットアーカイブ
昔のブログを再確認。
彼女のペットの画像も見つけました。
自慢のペット。
ミミズク。
白い鼠しか食べなかったので、
高速道路で1hかかるショップまで買いに走ったり、
一生懸命お世話していました。
最後の入院前に、自分でペットの引き継ぎ先である、
新たな飼い主を見つけていました。
「同じ種類のメスだから、お婿さんに行くんだよ。」


ちょっとだけ、昔話でした。


ご冥福をお祈りします。
一緒に思い出して
祈ってくれるみなさま、
ありがとうございます。

お知らせをいただいた。
もうそんなにたつのだと思う。
毎日一生懸命で、月日の経つのは本当に早い。

時に思い出にほほえみ
涙し
うなだれ
天を仰ぎ見
決して格好良くはないが、あの世で再開した時
怒られないようにがんばろうと思う。

忘れないように当日はタイマーをかけて
黙祷しよう。



先日
時折一緒に行った飲食店へ行った。
仕事のため、ジャンクな食べ物をなるべく食べないように
色いろと自制しているのだが、
ジャンキーな味でもとてもとても美味しかった。
一緒にテーブルを囲んでいるような気持ちになって楽しかった。
次は、闘病中によく行ったお店へも行こうと思う。
なるべく命日までに。

再会

近くのお城の夕景



元ベースのメンバーと再会
彼女は再び社会人バンドで活動して久しい
今やっている曲のスタジオ録音を聴かせてもらう

一緒に演っているときは楽だった

と彼女は言う
音の構築に説明はほとんどいらなかった
それだけのテクニックを全員が持ち合わせていた
かなり年齢重ねてから
えげつないオルタナバンドをしよう
というプランを話す

iPhoneで彼女が好みそうなアーティストの
YouTubeをチラりと見せると
「うわー、この音!」
モーグ系の音に反応してた
きっと好きだから
と、アーティスト名を教えて検索するように伝えた

1週間ほども経っていないが
過労で心臓が止まりかけた
湯船の中だったから
今死ぬのはちょっと困る
と、思った
死ぬならキレイな形でお願いします(切実

同じく若くしてオーバーワークで二度ほど心臓が止まった友人に
対処法は?
と尋ねてみると
「絶対死なん!」という気合に限ると言われた
(休めと言わないところが彼らしい)

瑠璃はあちらでハラハラしてるだろうか
それとも呆れているだろうか
あれから少し寝る時間を増やした